2017-04-19 第193回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第5号
最初に、フクシマ参考人にお聞きしたいと思うんですが、米中関係についてですけれども、米中戦略対話など、本当に米中の間では頻繁な政治あるいは軍事的なところの交流も含めて進んでいますが、資料によりますと、米国人の中国に対する感覚というのは、好意というのは日本よりはるかにいいという感じがしています。
最初に、フクシマ参考人にお聞きしたいと思うんですが、米中関係についてですけれども、米中戦略対話など、本当に米中の間では頻繁な政治あるいは軍事的なところの交流も含めて進んでいますが、資料によりますと、米国人の中国に対する感覚というのは、好意というのは日本よりはるかにいいという感じがしています。
そのために、ブッシュ政権のときから米中戦略・経済会議、二国間の、米中の構造改革を中国にもやらせる、その取組をアメリカは始めたわけです。もう十年以上になりますが、これによって確かにアメリカにとって得るものもあったけれども、なかなか中国は変わっていない。トランプはバイの交渉の重要性を強調していますけど、しかし本当にそうなのか。アメリカは、バイの枠組みで中国に対して中国を変えようと。
また、特に中国の先進国との関係なんですけれども、近々EUとの間で交渉を始める雰囲気が今出てきておりまして、また、ことしの夏の米中戦略・経済対話において、恐らく中国のバイの投資協定では初めてだと思うんですけれども、エネルギーや金融セクターを含む全セクターを対象にした、自由型の、かつネガティブリスト方式の交渉を進めていくことに中国、アメリカで合意をしました。
あと五分ということになりましたので、日米中戦略対話、この点についてお伺いをしたいというふうに思います。 大臣が一貫してこの日米中戦略対話を立ち上げたいとおっしゃられておりまして、私もそれを最初に聞いたときから、これが日本のリードで実現できた場合の大きな意義を感じております。
ただ、我々が注意しておかなきゃいけないのは、米中戦略対話とかいろいろやっていますから、米国は、何としてでも中国から、そういう知的財産権等の仕組みを含めて近づけようとしている。したがって、体制が整ったときには、彼らはもっと関心を示すだろうという気はしています。我々は、日中FTAとかほかの枠組みでもって、いろいろなつながりをつけようとしているというのが今の状況です。
中国は、対ドルに対しましては米中戦略対話の中で毎年五%ずつぐらい引き上げている。しかし、日本円に対しては逆に人民元は切り下げてきているわけでありまして、アメリカも中国も明確な通貨戦略は持っている中で、日本だけが何も通貨戦略がないものですから、なすがままに円無策の中でこういう失った市場があるわけであります。
○赤嶺委員 せんだって行われました三回目の米中戦略・経済対話では、誤解に基づく軍事衝突などを防ぐことを目的に、米中の両軍、国防、外務官僚から成る戦略安全保障対話を初めて開催いたしました。また、アジア太平洋地域における共通の利益や課題をめぐる協議を年内に新設することでも合意をしております。
この間の、北京で始まった米中戦略・経済対話、中国の胡錦濤国家主席、開会式で演説。米国との関係強化を呼びかける一方で、その演説の中で胡錦濤国家主席は、領土問題など中国の主権にかかわる問題では決して妥協しない姿勢を鮮明にした。中国人民にとって、国家主権の保護、領土保全よりも重要なものはない、これを米中の戦略対話の演説の中で堂々と言う。
それで、今回のレーガン訪中ということによって、米中が対ソ、いわゆる米中戦略的協力といいますか、そういうことができ上がったんだというふうに指摘する向きもありますが、いかがですか。